選ばれるUX
―「日常に溶け込む」体験のつくり方

2026年9月19日、英治出版より『選ばれるUX ―「日常に溶け込む」体験のつくり方』を刊行しました。平井剛直(合同会社Arti代表)と廣橋沙紀の共著です。
書名選ばれるUX ―「日常に溶け込む」体験のつくり方
著者平井剛直、廣橋沙紀(共著)
出版社英治出版
発売日2026年9月19日
ISBN9784862763914
この本が扱うテーマ
よく使われているサービスは、使うたびに選び直されているわけではありません。気づけば手に取っている、意識にのぼらないまま続いている。そうした状態に、どうすれば届くのか。
説得や動機づけで人を動かす話ではなく、行動が起こる流れそのものをどう設計するか。使う人の意志の強さに頼らずに成立する体験とは何か。実務のなかで繰り返し突き当たってきたこの問いを、わたしなりに体系として整理しました。
なぜ書いたのか
UXの実務に20年以上関わるなかで、うまくいった設計には共通して「自然さ」「頑張らせない構造」がありました。ただ、その感覚は現場ごとの経験知にとどまりやすく、次の人に手渡しにくいものでもあります。
無理なく人が行動するとは、その人が立つ地形をどう傾けるかという視点で考えると捉えやすい。
この本は、そんな実践知の手渡しのために書きました。
著者が本書について話しています
beBit公式YouTubeチャンネル「これからのUX」の特別編に出演しました。本書の考え方を、聞き手とのやりとりのなかで話しています(25分)。
- 「選ばれる」を、意志や説得の問題として扱わない理由
- 行動を「地形」として捉えるとは、具体的に何をすることか
- 実務で繰り返し突き当たった問いが、どう本の骨格になったか
出典:beBit公式YouTubeチャンネル「これからのUX」【特別編】(2026年9月18日公開・25分51秒)/画像をクリックすると再生します。再生時にYouTubeへ接続します。
Artiとの関係
合同会社Artiは、本書で扱った考え方を、実際の事業やサービスのなかで試し、育てていくためにつくった小さな組織です。著者については平井剛直のプロフィールをご覧ください。
本は、ある時点で立ち止まって整理したものです。現場はそのあとも動き続けますし、書いたときには見えていなかった論点も出てきます。
読んだあとに、考え続けるための場所
本は、ある時点で整理したものです。書いた考え方を別の文脈に置いてみると、そのままでは通らない場面が出てきます。Artiのブログでは、その検証を続けています。本の要約ではなく、本の先にある問いとして読んでいただければと思います。今後も随時更新していきます。
生成AIが前提になったあと、本に書いた考え方はどこまで使えるのか。
システムとして眺めると、うまくいかない理由の説明が変わる。
建築が空間に対してやってきたことから、体験の設計に持ち込めるものはあるか。
同じ考え方を自分の組織に当てはめてみると、そう簡単ではなかった。
購入について
2026年9月19日発売
